前向きか後ろ向きか
私は普段会社で仕事をしている。
もう勤続10年。現在11年目ともなると数人ではあるが、部下を抱えて一定の業務を任されている。
その中で日々仕事の難しさを感じながら、業務を進めているが、今日は改めて思ったことを記事にしておこうと思う。
それは仕事の捉え方というか、心持というか。物事を前向きか後ろ向きのどちらに捉えるか、どうすれば仕事を終えることができるかを考える人と、どうすれば(自分が)仕事を少なく楽できるかを考える人がいるのか。
仕事は常にあふれている。
やはり仕事というのは処理能力以上に降ってくることが多く、最近ももっぱらキャパオーバーな仕事量を日々優先順位付けをし、取捨選択しながら推進している。
グループ全体としてもキャパオーバー感が否めないので、テーマを整理しようとタスクの一覧表と納期を見える化して、メンバーに共有した。
明らかに今いるメンバーに見合っていない業務量であることは確かなのだが、この表を見ての捉え方が人によって違うので面白い。
・何時間くらい残業が許容できれば、処理ができる。(前向き)
・どうせ残業の許可が降りないから終えることができない。(後ろ向き)
・テーマを厳選して、取り掛かる必要がある。(前向き)
・なぜこのテーマが残っているのか、なぜ私たちがこのテーマを実施しなくてはいけないのかわからない。(後ろ向き)
いろんな愚痴が聞こえるが、前向きに取り組もうとする人。
どうせ、と決め込んで、周りのモチベまで折ろうとする人。
過去の担当者を否定する人。
この場合、前向きに取り組もうとする人が最も好印象で、建設的な話ができる。
私が最も嫌ななのは、過去を否定することだ。
仕事というのはきれいに終わることが滅多にないと思っている。担当者はどんどん入れ替わるので、過去担当したことのない仕事も廻って担当になることなどよくある話だし、過去中途半端に後任者に引き継ぐ経験は誰でもしたことがあるだろう。
当時はどんな理由があったかわからないが途中で終えた仕事が後でぶり返されることもある。
誰だって、後に面倒は残したいとは思わないはずだが、そこに至らなかったことはあるだろう。
過去を否定しても始まらないし、終わるわけでもない。愚痴半分にいう程度であればよいけれど、本気で否定した挙句、人に押し付けて自分はほかの仕事に逃げるのは見ていて本当に情けない気分になる。
仕事への使命感
逃げなくてはいけないときはもちろんあるのだけれど、自分の立場と業務の状態を冷静に判断し、どうしてもやらなくてはいけないと判断するのであれば、やらなくてはいけない。
そこに覚悟があれば、残業の申請もできるし、上司も理解する。
それをやらないのは、責任放棄だと思う。
周りのメンバーも同じことを感じていると思う。
やはり、仕事をやる以上は前向きに各テーマの背景を理解し、使命感を持って推進していきたいものである。